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飛天 番外
「無断転載ご遠慮します。」

翻訳者:静 

師走に入ると、雪は酷くなっている。新年前、雍京は白くかすんでいて、非常に賑やかだ。

雍京の外に置いた扶風園はもともと萧王翊宣の別宅だがら、近頃、翊宣は即位したゆえに、扶風園は離宮になっている。大晦日に、小雪が降ってきた。翊宣は早めに大事を片付けて、残りは後にする予定で、護衛はただ一隊をつれて離宮に行った。

庭の中、白梅が咲き盛んでいて、翊宣はさき折った梅の枝を生けてあった花瓶を持って、梨花院を回った後、軒に入った。和蘇はもう起きて、今は髪をすき顔を洗っている。彼は柔らかい緞子で作った長上着を着て、たぶん先ほど起きたの故に、平素の真面目な様子はなくなった。若い召使は銅盥を上げたまま、彼の目の前で跪いていた。和蘇は手ですくって水を巻いた後、薄荷水で口を漱いた。その後、彼は机のそばに置いた椅子に座って、も一人の召使はツバメの巣で作った粥を持ち来た。

「もういい。」和蘇は粥を見て、嫌な顔をして、「まだ眠たい〜私は。」

翊宣は簾をまくりあげり、軒に入った。彼は跪こうと思う召使たちを制止して、「いい、一人はここに残って仕える。残りは下がれ。」翊宣は花瓶を和蘇の側に置き、彼の額でキスしながら、「綺麗かい。」と微笑んでいて聞いた。

半年ぶりだか。夏から和蘇はずっと江南で遊覧していた。偶々に手紙やお土産などを送ってきた以外、翊宣は和蘇の行き方をまったく知らない。前日、翊宣は扶風離宮に入った時、彼は昨年頃、和蘇が彼と一緒に今年のお正月を彼と一緒に過ごそうという約束を覚えたかどうかと思っている。あの時、和蘇は酔わなければ帰えないよなんかとさっぱり承諾したが、結局江南に行ってしまった。そして、そんなに長い時間を過ごした。

しかし、昨夜、彼は和蘇が馬をつないで、離宮の外に立っていると聞いた。

宦官は上申しに来た時、彼は少し信じられない。大臣たちを書斎にまいてしまって追いかけて、結局、和蘇はもう寝てしまった。和蘇は目の下と顔色が青くて、やつれてしまった。彼はただ外套を脱いだまま、マントと髪の上に埃だらけだった。

和蘇は速度をいっそう速めて帰京した。

翊宣は彼の邪魔になりたくなくて、ハスの香料を燃やさせて、外殿に行って寝る。

さきほど、内閣大学士の王征がたくさんの上奏書を送った。翊宣は午後まで読み終わって、和蘇を気にかけたこそ、ここに行ってきた。

和蘇は白梅をちたっと見て、あくびをしながら、「はいはい、きれいだよ〜貴方はお先に食事をしましょう。私はまだ寝たいんだ。」と言った。

「ちょ、ちょっと!和蘇、粥を啜った後寝ましょう。」

和蘇は粥を一目に見て、眉をしかめた。

「ううん〜しつこい。自分で啜って〜」

「ちょっとだけてもいいさ。」翊宣は茶碗をささげ持って、それを和蘇の口際に近づいた。「君は昨日から何もたべながった、そのままじゃ体に悪いよ。一口でもいい、さあ〜〜」

側に立っている召使は非常に驚いたけど、頭を下げていた。

平日に、鄭王は厳しいほどと言わないが、その威厳の様子も心胆を寒からしめる。しかし、今から見ると、この鄭王はしっぽを揺れる犬らし過ぎない。

和蘇は翊宣を見ると、「もう嫌。米粥をさせなさい。胃袋は空いたし、こんなものをたべたくない。」

翊宣は横目で側にたっている召使を見て、言いつけた後、召使は翊宣を下がった。しばらくして、召使は米粥を入れる茶碗をささげ持って来た。和蘇は起き、寝台へ歩いて柔らかい枕に寄りかかって体を横にした。翊宣は和蘇の側に座って、彼を抱ぎ、和蘇は結構だと言うまで何口をたべさせてやった。その後、翊宣はお茶をささげ持ってきて、水を飲ませてやった。それから、寝台について、和蘇と共に体を横にする。

ようやく彼を抱いて、この半年以来ずっと不安になっていた心はやっと落ち着いた。

翊宣は和蘇の髪をキスする。この数年来、もともと短く切った髪は今もう長くなっていた、涼しくて重い感じがあった。彼は和蘇の髪を側に引き、もう一度彼をしっかり抱いた。和蘇はちょっと気分が悪くなって、目を開けて翊宣を見つめる。

「どうしたの?」

「ううう〜この半年間、君はず〜〜と外にいったんださ、ようやく帰っても一言でも俺に話さながったのに……」翊宣はちょっと気が滅入る。

和蘇はまさに泣くに泣けず、笑うにわらえない。「今日は本当に疲れた。話なんて、明日にしよう。」

「はいはい〜」 翊宣は長い間黙りこくっていた後、しぶしぶ承知する。

急に、和蘇はにっこりと笑って、少し動いて、翊宣の胸に寄りかかっていた。

「ああ〜仕方がない、そうしよう、私は今寝ない、少し休息する。何か話したいことがあったら、話せばいい、聴いているから。」

「話したいこと?雍京には煩いことか煩いことかだ。何か特に面白いこともないし、だからさあ〜江南のことが聞きたいさ〜」と言った終わったばかり、また和蘇を揺れて、「ねね〜和蘇、江南の旅、面白い?」

「行ったことがあるだろう。この数年来、あんまり変わらないよ。」

翊宣は何年前、自分が和蘇の厳重な包囲網を突破しながら、江南から雍京に帰ったと思い出した。あの時、二人は犬猿の仲だが、今こんなに抱いているのは誰でも想像できない。更に、ハスの薄い香りが静かにあふれていて、お二人を取り込んでいる。

「でも、でもさ〜俺と一緒に行くことが一度もないよ。」

和蘇は翊宣の鼻をちらっと撮んで「これから、機会がいっぱいあるよ、焦らないで〜」

「君はいつもいつもそう言うんだ、何年間も過ごしただろう。でも君は毎度自分で遊びにでかけて、俺を雍京に残してしまったのに……」

「よしよし〜ほら、今は帰ったではないか。」

彼を慰めたなめに、和蘇は彼の背中をちらりと叩いた。

実は彼と一緒に遊びに出かけたくないではないが、今の翊宣は身分が違うから、軽はずみな行動をとってはならない。だから、これは仕方がないことだ。

「それに、君は離れたあと、俺のことを一度も思っていないだろう。俺は君のことを想ったよ、でも、君を見つけなかったって。」

もと、内閣大学士の王征は各省の役人に和蘇の行き方を報告させるのが、翊宣はそうしなかった。王征はずっと和蘇に対して、強い警戒心を持つのに、自分のコントロールから離れたくない。しかし、翊宣はそうしたくない。それより、和蘇の手紙を待ったほうがいいと思う。

「手紙を書いたよ。一ヶ所に着くたびに、手紙を書くよ。どうした。まさか届かなかったか。」

「届くのは届いたが、毎回も「拝啓」だけって、字体は少し変わったけど、でもさ、敷衍過ぎると思わない?ね、和蘇〜」彼は和蘇を揺れて、「ま、まさか、俺と一緒に、つまらないと思う?」

翊宣はずっとそのことを考えている。以前、和蘇と付き合う勇気を持つ人は少なかったので、和蘇は寂しさを感じた。だからこそ、彼は和蘇に恋をしてしまったのかもしれない。しかし、今の和蘇は違う。太子の冠りを取り去ると、外の人は誰でも和蘇の身分を知らない。この数年以来、和蘇は心をゆったりさせて、いろいろ新しい友たちを作った。とくに、永嘉の周懐杉という人、明らかに酒造り屋たったのに、優雅なふりをして、もっと怒されたのはこの二人の仲はあろうことか非常にいいだ。永嘉から送ったお酒を貯蔵するために、和蘇はわざわざ岐山に酒の穴蔵を掘った。周懐杉は和蘇の身分をしらなくて、ただ毎年、お酒を雍京の外においた住宅に送るたびに、あるお爺はそこに留守番する。

「うん、ちょっとつまらない。」翊宣は何を話したのは聞いていなさそうに、ただ彼にたやすく同調していた。翊宣は不安になって、今度は和蘇を目を覚まさせ、真面目な顔をして、和蘇を見つめている。「本当?!ね、和蘇は本当に俺のことが嫌いになったか。」捨てられてしまったと思ったから、翊宣は非常に焦っている。

先、和蘇はぼんやりして、何を言ったのは全然わからなかった。今、翊宣が泣きそうな様子を見ると、おかしいと思った。「翊宣?大丈夫?私、先何を言ったか?」

「嫌いになったって。T____T」

和蘇はちらりと思い出して、「あ、そう?やっぱりないでしょう。」

「そんな〜〜君はきっとそう考えることがある!反論さえはっきりしないのに……」

和蘇は白目をむいて「何があったら、明日に話して?私はほん〜〜とうに疲れた。先に何を言ったのをまったく忘れちゃった。」

「嫌だ、嫌だ!はっきり言えよ。ねえ〜和蘇、俺と一緒に暮れる時間は大変長過ぎて、もううんざりしたと思っていない?」

和蘇は翊宣の額を撫でて、「熱はないようだね。どうしたの?年末は忙しくて、めちゃくちゃになった?」とつぶやいた。

翊宣は和蘇が罪がない顔を見ると、大変怒った、彼を何口も咬む気がある。

彼も変だと思う。始めた時、このような静かな生活がほしいけど、そのままに五年を過ごして、急に不安になってきた。集める時より、離れる時はもっと長い。こんなままにしたら、和蘇は飽きると思うかもしれない。

彼は雍京の宮殿で働いて、毎日早朝しているか政務を処理しているかだ。たまたまに、暇があったら、和蘇を思うとずいぶん満足する。しかし、和蘇が違う、神宮で仕事がいっぱいあるけど、自分は子供から未来の王として育ってきたので、実にたいしたことはない。彼は暇がきっと多くて、きっと岐山が退屈だと思ったから、外に見物するに興味をもっている。

「和蘇、ねえ〜和蘇……」

話がまだ終わらないと、翊宣の口が和蘇のキスに閉じ込められた。

冷たくて、柔らかい。お茶の香りもある。しかし、翊宣はこのキスを深める時、和蘇は後ろにちらりと避けて、自分は寝返りをうってまた眠る。翊宣は彼の肩に寄り、「和蘇、俺は捨てられた。うう〜和蘇……」

和蘇は目を開けないまま、ただ翊宣の手を肩から自分の胸に引き寄せて、優しい声で話す。「いい加減にしてよ、明日は帰京するつもりで、早く起きなきゃ……」

「何?どうして帰京するつもり?」和蘇の声は優しくて、翊宣はやっぱり騒がなくなって、和蘇を抱き、眠気でほうっとする。

「約束したんだ。彼はお酒を送っくる。そうそう、明日は朝服を着ることができないよ。」

「はいはい、じゃ〜誰と?」

「懐杉だ。」

雍京の正陽門を守る兵士は来る者が持ってきた札を見ると、さっぱり通過を許した。目の前で立っている美しい御曹司は札をもらい、また五銭の銀貨を兵士に渡った。そして、和蘇はかすかな微笑みが浮かんでいる。「どうもありがとうございました。」話した後、「お前は俺に二百金を借りているんだ」という顔をしている華麗な服を着ている貴公子を連れて、町に入った。

あの時の兵士は少しぼっとして、あの二人の姿は遠くなっても振り返ってちらりと見っている。

ううわ〜こんな美しい人を一度も見たことはなかった。

賑やかな所に着いて、翊宣は和蘇にひそひそ話して「和蘇!あいつ、俺は絶対殺す!ずっと君を見つめているんだ!」話しながら、あそこに見ると、「ああ〜まだ見つけてる!」

昨日、懐杉のことのせいで、翊宣は一晩中怒りを爆発させていた。彼は知恵を絞っても和蘇がこの考えを捨てされたことができなくて、今朝、夜が明けない内に立ち上がって、普段着を着替えて、満面は甘んじないが、もし、和蘇が自分で来れば、不安になると思い付くと、やはりついてきた。

しかし……

翊宣は和蘇がまれにみる美しい容貌を持つことを知って、以前、和蘇がそんな腹黒いせいで、その美貌をおろそかにさせたことも知っているのが、今の和蘇はいつもかすかな微笑みが浮かび、青の姿で目立ちになっている。

翊宣は和蘇が気楽な様子を見ると、、また彼を何口も咬みたくなってきた。

「ねえ〜和蘇、どうして札を利用してる?」

和蘇はあの札を取り戻し、「周家は雍京にも有名だし、それを利用して町に入ったら、兵士さんは少し義理をたてるかも。」

これは重点ではないじゃ!

「でも、岐山のトークンで、あるいは俺のならば、いや、たとえ宮の王令を利用しなくても、近衛兵のトークンもこれより役に立ちのだろう。どうして周家のものを使うんだか?」

和蘇はそれを聞いて、多少合点がいかないとおもった。彼はいったいどうしたのか、昨日から、ずっとわざと悶着を起こす様子で、もとより、更に子供のようになった。

「あの……翊宣、よく聞いて。貴方は懐杉のことがあまり好きではないとよく知ってるのが、懐杉はとてもいい人だ。それに、今度は私の頼むから……」

「あいつが好きでない。いけないか。あいつが目障りだ!」

「あなたは甚だしくは彼に会ったことがないだろう。」

「オ、俺は……」

翊宣はまた何を言いたいが、二人がすでに定期市で人々の注意を引き起こすようなことに気がついて、急いで口をつぐんだ。実は今日は正月で、外の人は多くなくて、昨夜は大晦日で、今日、大通りの上で新年挨拶をするために出かける人を除いて、花火と爆竹のを燃やす子供しかない。

和蘇は彼の手を引き延ばしたことがあって、彼の指は氷のように冷たいが、このような厳冬の天気の中で翊宣にあたたかいことを感じさせる。このように手と手をつなぎながら、人々の目の前を歩くことができるのはあんまり想像できない。人に横目で見せても、彼らは忍び姿で本来の身分を使うことができなくても、翊宣はすでに満足した。

「あの、翊宣。後はねえ、懐杉を見るとむやみに話をしないで、彼の様子を見るとも何を言わないでいい?」

「どうした?」

和蘇は前の屋根の上においた‘永嘉会館’を書いている額を見ると、「はい、ここだ。後が分かる。」

周懐杉は思うよりすばらしくて、全く江左名門の若君の様子だ。

一方、翊宣ははっきりさせるとは言えないが、檀の木で作った椅子に座っている周懐杉は確かに彼を見ていないで、彼はただ微笑んで和蘇を迎える。彼らに腰を下ろした後、言ってもらって、「ああ〜和蘇、お久しぶりです。どう?お友達を紹介してくれませんか?」

彼は和蘇という名前を知ってる?

「懐杉っか、彼は誰かと知ってるのか?」

周懐杉は急に立ち上がってお辞儀をするつもり、和蘇はぐいっと彼を引き延ばし、「ご遠慮しないでください。どうせ、正月に貴方にわざわざこっちに来させて、あまりに面倒をかけまして……」

「仲間だらか、これを言うまでもないでしょう。」

周懐杉の手はためらい、空中でちょっと触って、最後に和蘇は彼の手をしっかりと握って、彼に自分の椅子を探らせて座らせる。

翊宣はやっとわかった。周懐杉は目が不自由という事実を。

「あの……お酒のことですが。持って来ましたか。」

「ええ。珍品ですから、召使に頼んで、事をしくじって、壊されたのを恐れ、やぱり自ら来ましたよ。和蘇がちょうど江南から帰って来たと聞きましたが……」

「お酒?」翊宣は彼らが自分が分からない話題を続けているのを不満して、口を挿んだ。

周懐杉は聞くとまた立ち上がって、彼と江蘇が友達で付き合うことを知っているが、和蘇が連れて来た人は鄭王である。しかし、今度、彼に礼を省かせたのは和蘇ではなく、翊宣なのだ。

「和蘇の話しを聞けばいい。君は彼の友たちだろう。」

「お先にご感謝いたします。」

周懐杉が召使に小さいつぼをささげ持ってこさせて、中に、赤い薄い絹織物の封印がある。

「和蘇、もし貴方は急ぎでなかったら、私は年才を過ぎ終わって送ってくることにしますよ。あなたのために、私は夜も休まずに追ってきて、どう?感動しますか?」

翊宣はそれを聞くと、顔色がすべて暗くなった。こいつはいったいなにをするつもりか?さっき、まともなふりをして、今は口を開くとむやみに話をした。しかも、彼はまさか知らないか、この翊宣は公明正大でここに立っていること。

和蘇はにっこりして、「いいから、いいから。私はあなたのよしみをしっかり覚えました。」話し終わって、和蘇はその酒のつぼを抱いて、あっという間に翊宣に言った。「このやつは兄弟のために命がけで尽力することができる人ですよ。」

「はいはい、ご称賛をいただきます。」周懐杉は少しも謙虚ではない。

「しかし彼は女のために兄弟を裏切ることもできます。」

周懐杉は和蘇の話しを聞こえたが、少しも気がとがめていない。

「あの、和蘇、許してくれよ、私はもう家伝の百年の美酒をあなたにあげたのに。あの恥じることをいくどを言えばいいと思う?」

「その話なら、言い厭きたら、自然に諦めます。」和蘇は酒を翊宣に渡り、彼に抱かせて、「はい、おいとまごいをしなければ、帰ったら、私を代わりに奥さんによろしくお伝えください。」

周懐杉はちらりと笑って返礼する。

道中、翊宣は和蘇に彼がどのように周懐杉と知り合ったかと聞いた。

「その年、彼は好きな女の子があった。女の両親は彼が盲人なこととまだ商人であるのを嫌がって、彼に嫁がせたくなかった。その代わりに、役人に嫁ぎたかった。その時、私はちょうど初めて永嘉に行って、彼と知り合った。、彼は他の人から私は美しいだと聞いて、私にわざと女の子の婚約者を誘惑させた。それから、あの家族に婚約を解消させた後、彼はあの娘をめとって家に帰えった。」

翊宣は息が詰まんばかり、彼はもと、和蘇が自分の美貌を褒める人を全て殺すと思ったが、和蘇は意外にも周懐杉のために他の人を誘惑したって!

彼は……

“やっぱり殺してやる。”、と翊宣は歯軋りするほど言った。

和蘇はちらりと笑って、「ねえ〜翊宣、このような人は面白そうと思わない?」

「いいえ、全然〜嫌いと思う。」和蘇の微笑みはなんと美しくても、翊宣はやはり呟いた。

「あ、そうだ。和蘇、どうしてお酒をこの日なら取るかい?今日は春節だのに。」

「ある惚け茄子はそう言ったよ。今年の春節は私と過ごしたいなって。それに、酔わなければ帰えないよ何かって、これは永嘉の周家の最高佳だから、私は酷く骨が折って懐杉からもらったよ。

翊宣は急に何も話せない。

「どうしたの?」

「キ、君はまだ覚えてる?一緒に新年を過ごそうって。」

「ええ、覚える。ここ数年、貴方の一言一句も私は覚える。」

「だって、だって……」

雍京の承元町の中心に、翊宣は和蘇を抱いた。

「だって、俺と一緒に、もう疲れたと思って……」

和蘇は翊宣の頭を撫で、優しくて彼の背中を叩いている。「馬鹿なこと。今年は速めに帰ってきたじゃないか。実は、江南のことに邪魔をされたので、遅れちゃった。または大変疲れたから、昨日はあまり元気がなさそう。」

うわ〜やはり泣きたい〜

「俺、俺は何も知らない。もっと前に知ったら、王征に君の行程を少し探らせたら、役に立ったかもしれないが……」

「でも貴方はそうしなかった、でしょう?」和蘇は翊宣の頬上でキスした。「貴方は私の大嫌いものが何かと知るんでしょう。それでいいんです。」

「和蘇、俺は君のことが本当に好きだ。でも、やはり怖いんだ、君は俺のことに飽きると……」

「まさか。私は翊宣のことが大好きよ。どう?感じがよくなる?」

翊宣は和蘇をしっかり抱いた。

不意に、花火はお二人の側に鳴き、青空で鮮やかな火花が咲き盛んでいる。

一人の子供は跳んだりはねたりしてきて、手の中は爆竹をつける線香を持って、二人に叫んだ。「退け退け!火花を気をつけろ。」しかし、彼は和蘇を見ると、すぐ変わった。

「ううわ!なんと美しいお兄ちゃん。ほら、僕の花火、きれいかい。」

「お前!」翊宣もすぐ怒ってきた。

和蘇はにっこりして、彼を引き退けた。

糖蜜に入ったような雪は、青空を舞い上がっている。

 

終わり

めでたし〜めでたし〜

翻訳者の話:はいはい〜静です。ええ〜〜夏休みはつまらないので、今度は『飛天 番外』を翻訳しました。何故かというと、姫泱様のBL歴史小説『鄭伝』シリーズを読むと、和蘇というキャラクターが好きになってきます。これは『鄭伝』シリーズの一つ——『飛天』の番外として、和蘇と翊宣の逸話を語ります。『飛天』と違って、全文は甘くて、暖かい雰囲気を溢れています。お楽しみにしてください。
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腰痛アドバイザー|2008/03/07(Fri)|Edit
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自己紹介
4468996629_b2b25f32c7_o
Author:静
年齢:85/09/30
出身:上海
色:黑/银/棕
学歴:社会人
専攻:日本语
本命:シラノ·バーンスタイン
CV:鈴村健一、速水奨、藤原啓治

現住人:
薰
長男:薫(Kaoru)
Type:DOLLZONE-Yuu
Birth:2006.8.4
個性:女王气场很强的妖孽受。
喜欢贴在一切雄性身上,特别
是他老公。

泉
次男:泉(Izumi)
Type:SD13-FCS 17番
Birth: 2007.10.26
個性:腹黑包子,脑里都是坏水,
喜欢欺负透透。

透
三男:透 (Tooru)
Type:KAWAIININO-Ando
Birth: 2007.4.26
個性:治愈系天然呆,家中唯一
听话的好孩子TVT!

秋
四女:秋 (Aki)
Type:DOLLMORE-Chami
Birth: 2008.6.2
個性:典型上海作女,喜欢一切
贵的东西。用老公的钱订了N本
名流杂志。

摸
五女:葵(Aoi)
Type:YOSD-Tinatu
Birth: 2008.12.16
個性:聪明活泼,爱指挥别人。
声称所有帅哥都是她的男人。

靠
六男:森(Mori)
Type:SD17-Heath
Birth: 2009.2.14
個性:装13,服饰妆系都在模仿
某日本游戏中的超人气反派,实
际上是个电玩系宅男。

色
七男:柾(Masaki)
Type:Esthy-Peroth
Birth: 2010.3.18
個性:高贵冷艳不爱与其他人交流,
故不了解他的真实性格。

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